2012年6月4日月曜日

[06/03]沖縄とハワイのちがい~2.米軍基地

こんばんは。
アメリカで唯一コーヒーを栽培できる州こと、ここハワイからお届けします!

Sunrise
@Makapu'u lighthouse

朝日を拝みにいけるくらい早起きして朝型人間になりたい今日この頃。今朝も昨夜の夜更かしがたたり、貫録の正午起床。もう(もはや「今朝」じゃ)ないじゃん・・というツッコミは甘んじて受け入れましょう。ていうのも、ここ最近はヨルなかなか寝付けなくて、早めにベッドに入っても(と言っても1時半とか)、脳内会話が止まらず2時間以上は眠れず苦しんでいるのが原因。どっちみち寝れないから早寝するモチベーションも低下してるとので更なる悪循環にハマってしまってます。今日は早めにブログを切り上げて何としてでも早く寝よう!

ちがいその2:米軍基地

さて。沖縄とハワイのちがい第二回は米軍基地について。具体的にいうと米軍基地が総面積に対してどれだけの割合を占めているか、またその割合が全国レベルで見るとどれくらいかを考えます。米軍基地に関する考察に関しては、他にも経済に対する貢献度がどうかっていう視点での比較もできるけど、とりあえず今回は面積に対する割合だけ。それに関しては追々できたらいいかなーって感じです。

さてさて。まずは印象レベルで考えます。
沖縄について考えると、とにかく県内の至る所に基地があり、大多数を占めているかのようなイメージがあります。沖縄市出身で宜野湾市内の高校に通っていた僕は特に、通学時に毎日基地のそばを通っておりました。運転免許を取って以降県内をドライブするようになってからは、ますますその基地の大きさを実感するばかり。また加熱する基地関連の報道などから、「沖縄県は国内における米軍基地の大多数を押し付けられている!」という印象を正直持っています。果たしてそれは正しいのか否か。

ハワイに関しては、それほどまでに米軍基地の存在を感じないのが正直なところ。少なくとも市街地にはないかな・・。見かけたことがあるとすれば空港へ行く際とノースショアにお出かけするときくらいかな。あとはあぁあれだ、パールハーバーでその雰囲気を感じたくらい。
軍需と観光で栄える島というのは聞いたことがあるけど、実際に基地なんかみたことないってのが個人的な印象です。

というわけで、沖縄=高割合、ハワイ=低割合ってのが個人的な感覚。さて実際のところはどうなっているのでしょう?

Battleship
@Pearl Harbor
比較に際して今回参照にするのは沖縄県企画部統計課より「100の指標からみた沖縄県のすがた」と、Public Land Ownership by Stateの二つ。

まず沖縄の方から見ていくと、米軍基地施設面積割合は10.23%で、全国平均の0.27%を圧倒的に上回り全国トップ。(2008)2位の静岡県1.22%をもぶっちぎりで引き離す無双ぶりで、ここは予想通りと言いますか、常識の範疇で沖縄が一番でした。むしろ10%くらいしかいってないの?って人も中にはいたのではないでしょうか?それくらい感覚レベルで基地は広く感じます。(あくまで個人的な感想、ですが)


それに対してハワイ。先ほどのPDFファイルを参照すると、ハワイの陸地面積に対して米軍基地が占める割合は5.6%で、全米平均の0.77%をこちらも圧倒的に上回って全米トップとの数字が出ました。2位のカリフォルニア州が3.5%くらいなので沖縄と違って突出してるワケではないにしろ、十分な結果と言えるでしょう。ただデータとしては1995年と古いので、現代で考えると多少誤差はあるかもしれませんが。

と言うワケで、データでみると沖縄=高割合、ハワイ=高割合という結果になりました。
データ上で沖縄とハワイには違いはありませんでしたが・・。では印象レベルでのちがいはなぜ生じたのか??

なぜハワイの米軍基地は少なく感じるのか?

これらの違いは基地のある場所に大きく関係があると考えられます。
先に述べたとおり、沖縄の場合は米軍基地が普天間など市街地のど真ん中にあり、その存在感は否が応でもビシビシと伝わってくるもの。それに対してハワイの場合はホノルルなど人が集まるところにはなく、内陸部など比較的人気のないところに意図的に配置されている気がします。言いかえると、地元住民に配慮した形で、なるべく危険性を排除すべくそういった場所にあるということです。
そうです、この「違い」地元住民への配慮の差から生じるものだと考えられるのです。
ハワイが50番目の州となり米軍基地を新たに配置する際、政府は市街地付近に基地を作ろうとはしなかった。それに対して、第二次世界大戦後アメリカ政府が沖縄に基地を作る際は、より平坦で広大な、「基地」としての役割に適した土地を選択し、そこに人が住んでいるか否かの議論は対して重要ではなかった・・と仮定すると、この感覚の差が生じたのは必然なのかもしれません。

もちろん沖縄とハワイの米軍基地の面積割合は10%と5%と二倍近いので、その差なのかもしれませんし、個人的な感覚の差によるものなのかもしれません。
ただ事実として注目すべきは、沖縄の基地負担が全国と比較しても圧倒的であることと、その配置されている場所が地元住民にとってあまりにも配慮が欠けているということ。その点に関しては沖縄県民であるとか関係なく、事実として正しく認識しておくべきかもしれませんね。


沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落した2004年当時、僕は同じ市内の高校生だったのであの事故に対してはよく覚えています。もう二度とあのような事故が起こらないようにしてほしいところですが。。。いかんせん基地問題というのは複雑すぎて。地道に、かつ建設的に議論し続けることしか解決の道はないのかもしれません。

それではまた明日!
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